台湾前途決議文(たいわんぜんとけつぎぶん)は、台湾の民主進歩党(民進党)の綱領と並ぶ基本文書で、1999年5月8日に高雄で開かれた第8期第2次全国党員大会において採択された。台湾は国会全面改選・総統直接選挙を経て事実上すでに独立した民主国家となっているという前提に立ち、主権国家である現状を変更するには、いかなる内容であれ台湾全住民による住民投票が必要であると主張する。これにより事実上、党綱領に掲げた台湾共和国樹立の目標を棚上げし、中華民国体制を容認した。