古長禅寺のビャクシン(こちょうぜんじのビャクシン)は、山梨県南アルプス市鮎沢にある国の天然記念物に指定された4本のビャクシン(イブキ)の老樹である。 ビャクシン(柏槇)はヒノキ科ビャクシン属の常緑高木で、正式名称はイブキ(伊吹、学名:Juniperus chinensis)である。国の天然記念物に指定されたビャクシン(イブキ)は、個体、樹叢を合わせ日本全国に9件あり、古長禅寺のビャクシンはそのうちの1件である。古長禅寺が開山した当時、四天王をかたどって旧客殿の前庭の4隅に4本植えられたものと伝えられており、4本の老樹が1953年(昭和28年)11月14日に国の天然記念物に指定された。