南海1501形電車(なんかい1501がたでんしゃ)とは、南海電気鉄道に在籍した通勤形電車である。太平洋戦争によって多数の車両が損耗した私鉄に対し国鉄が発注していたモハ63形を割当供給し、その見返りとしてその私鉄から地方の中小私鉄に中・小型車を供出させるという運輸省の施策があった。本形式はその一環で南海(当時は近鉄)に割り当てられたモハ63形そのもので、南海には1947年から1948年にかけて20両入線した。