南アフリカグランプリ(南アフリカGP, South African Grand Prix)は、南アフリカ共和国で行われていたF1グランプリのレース。1962年・1963年・1965年にイースト・ロンドン・サーキットで、1967年から1985年(1981年は非選手権として開催された)と1992年・1993年にキャラミで行われた。 ヨーロッパと季節が反対になる南半球で開催されるグランプリであることから、シーズンの開幕戦または最終戦として開催されることが多かった。(初期の頃は年末年始の頃に行われた為、1965年と1968年の決勝レースは1月1日に行われている。つまり、2年にわたってのグランプリウィークということになる。) 南アフリカ政府のアパルトヘイト政策への抗議のため、1985年をもって中断。アパルトヘイトが撤廃された1992年から再び開催されるも、オフィシャルや設備の悪さ・ヨーロッパからの移動経費の負担・イベント入場者などの問題から評価が低く2年で開催中止となった。 一時はケープタウンでの開催復活も検討されていたが、F1を運営するリバティメディアはアフリカ大陸でのグランプリ開催復活を希望しており、キャラミでの開催復活の方向で話し合いを進めている。早ければ2023年にも開催復活する可能性がある。