半潜水艇(はん せんすいてい)とは、船体をある程度まで水没させて航行することができる特殊な船舶。英語(事実上の国際共通語)では "semi-submersible vessel" といい、略して "semi-submersible"ともいう。日本語では、それらに由来する音写形である「セミサブマーシブルヴェゼル」や略称「セミサブ」が、少なくとも業界用語としては通用している。 軍事作戦とそれ以外の様々な作業での使用が多いが、水中を観察できる観光用などもある。本項では、こうした部分的な潜水能力がある船を全般に解説していく。 水面上にある部分がかなり小さいため、半潜水艇は通常の船より波の影響を受けにくいが、常にバラストを取る必要がある。潜水艦と異なり、完全に水面下に沈むことはない。

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  • 半潜水艇(はん せんすいてい)とは、船体をある程度まで水没させて航行することができる特殊な船舶。英語(事実上の国際共通語)では "semi-submersible vessel" といい、略して "semi-submersible"ともいう。日本語では、それらに由来する音写形である「セミサブマーシブルヴェゼル」や略称「セミサブ」が、少なくとも業界用語としては通用している。 軍事作戦とそれ以外の様々な作業での使用が多いが、水中を観察できる観光用などもある。本項では、こうした部分的な潜水能力がある船を全般に解説していく。 水面上にある部分がかなり小さいため、半潜水艇は通常の船より波の影響を受けにくいが、常にバラストを取る必要がある。潜水艦と異なり、完全に水面下に沈むことはない。 (ja)
  • 半潜水艇(はん せんすいてい)とは、船体をある程度まで水没させて航行することができる特殊な船舶。英語(事実上の国際共通語)では "semi-submersible vessel" といい、略して "semi-submersible"ともいう。日本語では、それらに由来する音写形である「セミサブマーシブルヴェゼル」や略称「セミサブ」が、少なくとも業界用語としては通用している。 軍事作戦とそれ以外の様々な作業での使用が多いが、水中を観察できる観光用などもある。本項では、こうした部分的な潜水能力がある船を全般に解説していく。 水面上にある部分がかなり小さいため、半潜水艇は通常の船より波の影響を受けにくいが、常にバラストを取る必要がある。潜水艦と異なり、完全に水面下に沈むことはない。 (ja)
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  • 掘削リグとしても海上プラットフォームとしても、石油掘削リグ「ブルー・ウォーター・リグ No. 1」は、世界初の半潜水式である。米国ニューメキシコ州のサンタフェ (ニューメキシコ州)沖にて1961年撮影。 (ja)
  • 無積載の状態で寄港中の半潜水式重量物運搬船。マルタはバレッタのグランド・ハーバーにて。 (ja)
  • コール (ミサイル駆逐艦)を甲板に載せようとしている半潜水式重量物運搬船ブルーマーリン。2000年撮影。 (ja)
  • 黒海に面したセヴァストポリの港にて2008年撮影。 (ja)
  • 半潜水式重量物運搬船の作業原理の図説 (ja)
  • アメリカ海軍のFD「デューイ」:en:USS Dewey (YFD-1)に入渠(ドック入り)しているペンシルベニア (装甲巡洋艦)(1903年進水、1931年退役)を題材とした1906年~1907年頃の手彩色絵葉書 (ja)
  • 総トン数82,000の石油タンカーとその奥に控えたSSCVスレイプニルの写真。ブームを高く掲げた10,000トン起重機がタンデムで聳え立っており、スレイプニルの巨大さが際立っている。ロッテルダム港にて2020年撮影。 (ja)
  • 半潜水式石油プラットフォーム「ディープシー・デルタ:no:Deepsea Delta」。北海にて2006年撮影。 (ja)
  • 半潜水式ロケット発射台「オデッセイ」。カナダのバンクーバー島にて2007年撮影。 (ja)
  • 大小4基のFDを写した空中写真。ポーランドはグディニャの港にて2007年撮影。 (ja)
  • 左の画像:「海中展望船」を謳い、船名は「サブマリン Jr」。万座ビーチ(沖縄県恩納村)で運用されている。2007年撮影。右の画像:「白浜海底観光船グラスボート」を謳い、船名は「りんかい」。日本の和歌山県白浜町で運用されている。2012年撮影。 (ja)
  • SSCVスレイプニルを間近から見上げる。ヘリコプター甲板付きの居住棟は白く目立っている。2基の起重機は居住棟の反対側に設置されている。ロッテルダム港にて2020年撮影。 (ja)
  • フィッツジェラルド (ミサイル駆逐艦)を甲板に載せて移送中の半潜水式重量物運搬船トランスシェルフ。2018年撮影。 (ja)
  • スクリップス海洋研究所が運用する外洋調査用フローティング・インストゥルメント・プラットフォーム「R/F FLIP」。世界で唯一のFLIPとして1962年から運用され続けている。左の画像は通常の船と同じ姿勢(水平位)をとっている。全長は355フィート(約108メートル)。2012年撮影。右の画像は調査ための姿勢(垂直位)をとっている。船首部を水面下に沈めており、船が大海原の真ん中で逆立ちをしているような、不思議な形になっている。撮影時期は不明(2007年よりは古い)。 (ja)
  • 司令船「シーローンチ・コマンダー」と発射台「オデッセイ」。母港(ロングビーチ港)にて2019年撮影。 (ja)
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  • SSCVスレイプニルを間近から見上げる。手前の白く見える施設は居住棟で、そこから突き出ているのはヘリコプター甲板。2基の起重機は居住棟の反対側に設置されている。 (ja)
  • 総トン数82,000の石油タンカー(手前|) と、その奥に控えたSSCVスレイプニル。ブームを高く掲げた10,000トン起重機がタンデムで聳え立っている。この角度では居住棟は起重機に隠れてほとんど見えない。 (ja)
  • 半潜水式石油プラットフォーム「」 / 北海にて2006年撮影。 (ja)
  • ミサイル駆逐艦「フィッツジェラルド」を甲板に載せて移送中の「トランスシェルフ」/ 2018年撮影。 (ja)
  • 掘削リグとしても海上プラットフォームとしても、石油掘削リグ「ブルー・ウォーター・リグ No. 1」は、世界初の半潜水式である。米国ニューメキシコ州のサンタフェ沖にて1961年撮影。 (ja)
  • ミサイル駆逐艦「コール」を甲板に載せようとしている「」/ 2000年撮影。 (ja)
  • 無積載の状態で寄港中の半潜水式重量物運搬船 / マルタはバレッタのグランド・ハーバーにて2005年撮影。 (ja)
  • SSCVスレイプニルを間近から見上げる。手前の白く見える施設は居住棟で、そこから突き出ているのはヘリコプター甲板。2基の起重機は居住棟の反対側に設置されている。 (ja)
  • 総トン数82,000の石油タンカー(手前|) と、その奥に控えたSSCVスレイプニル。ブームを高く掲げた10,000トン起重機がタンデムで聳え立っている。この角度では居住棟は起重機に隠れてほとんど見えない。 (ja)
  • 半潜水式石油プラットフォーム「」 / 北海にて2006年撮影。 (ja)
  • ミサイル駆逐艦「フィッツジェラルド」を甲板に載せて移送中の「トランスシェルフ」/ 2018年撮影。 (ja)
  • 掘削リグとしても海上プラットフォームとしても、石油掘削リグ「ブルー・ウォーター・リグ No. 1」は、世界初の半潜水式である。米国ニューメキシコ州のサンタフェ沖にて1961年撮影。 (ja)
  • ミサイル駆逐艦「コール」を甲板に載せようとしている「」/ 2000年撮影。 (ja)
  • 無積載の状態で寄港中の半潜水式重量物運搬船 / マルタはバレッタのグランド・ハーバーにて2005年撮影。 (ja)
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  • 右:司令船「シーローンチ・コマンダー」(手前)と発射台「オデッセイ」(奥)/ 母港(ロングビーチ港)にて2019年撮影。 (ja)
  • 左:4基のFDを写した空中写真。手前に大きな3基、右上のほうに小さな1基があり、手前のFDには中型船が2隻、小さなFDには小型船が入渠している。ポーランドはグディニャの港にて2007年撮影。右:黒海に面したセヴァストポリの港にて2008年撮影。 (ja)
  • 左:1560年にヴェネツィア共和国で刊行された木版画右:アメリカ海軍のFD「デューイ」 に入渠している装甲巡洋艦ペンシルベニア を題材とした1906-1907年頃の手彩色絵葉書 (ja)
  • 左:「海中展望船」を謳い、船名は「サブマリン Jr」。万座ビーチ(沖縄県恩納村)で運用されている。2007年撮影。 (ja)
  • 左:通常の船と同じ姿勢(水平位)をとっている。全長は355フィート(約108メートル)。2012年撮影。 (ja)
  • 左:半潜水式ロケット発射台「オデッセイ」/ カナダのバンクーバー島にて2007年撮影。 (ja)
  • いずれもオランダのロッテルダム港にて2020年撮影。 (ja)
  • スクリップス海洋研究所が運用する外洋調査用フローティング・インストゥルメント・プラットフォーム「R/F FLIP」世界で唯一のFLIPとして1962年から運用され続けている。 (ja)
  • 右:「白浜海底観光船グラスボート」を謳い、船名は「りんかい」。日本の和歌山県白浜町で運用されている。2012年撮影。 (ja)
  • 右:調査ための姿勢(垂直位)をとっている。船首部を水面下に沈めており、船が大海原の真ん中で逆立ちをしているような、不思議な形になっている。撮影時期は不明(2007年よりは古い)。 (ja)
  • 右:司令船「シーローンチ・コマンダー」(手前)と発射台「オデッセイ」(奥)/ 母港(ロングビーチ港)にて2019年撮影。 (ja)
  • 左:4基のFDを写した空中写真。手前に大きな3基、右上のほうに小さな1基があり、手前のFDには中型船が2隻、小さなFDには小型船が入渠している。ポーランドはグディニャの港にて2007年撮影。右:黒海に面したセヴァストポリの港にて2008年撮影。 (ja)
  • 左:1560年にヴェネツィア共和国で刊行された木版画右:アメリカ海軍のFD「デューイ」 に入渠している装甲巡洋艦ペンシルベニア を題材とした1906-1907年頃の手彩色絵葉書 (ja)
  • 左:「海中展望船」を謳い、船名は「サブマリン Jr」。万座ビーチ(沖縄県恩納村)で運用されている。2007年撮影。 (ja)
  • 左:通常の船と同じ姿勢(水平位)をとっている。全長は355フィート(約108メートル)。2012年撮影。 (ja)
  • 左:半潜水式ロケット発射台「オデッセイ」/ カナダのバンクーバー島にて2007年撮影。 (ja)
  • いずれもオランダのロッテルダム港にて2020年撮影。 (ja)
  • スクリップス海洋研究所が運用する外洋調査用フローティング・インストゥルメント・プラットフォーム「R/F FLIP」世界で唯一のFLIPとして1962年から運用され続けている。 (ja)
  • 右:「白浜海底観光船グラスボート」を謳い、船名は「りんかい」。日本の和歌山県白浜町で運用されている。2012年撮影。 (ja)
  • 右:調査ための姿勢(垂直位)をとっている。船首部を水面下に沈めており、船が大海原の真ん中で逆立ちをしているような、不思議な形になっている。撮影時期は不明(2007年よりは古い)。 (ja)
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  • 分野などの縛りを取り払い、特筆性のある関連事象の全てを時系列で記載して下さい。包括的理解に繋がります。 (ja)
  • 文字通り、現状では原理について体系的に解説されていません。 (ja)
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  • 半潜水艇(はん せんすいてい)とは、船体をある程度まで水没させて航行することができる特殊な船舶。英語(事実上の国際共通語)では "semi-submersible vessel" といい、略して "semi-submersible"ともいう。日本語では、それらに由来する音写形である「セミサブマーシブルヴェゼル」や略称「セミサブ」が、少なくとも業界用語としては通用している。 軍事作戦とそれ以外の様々な作業での使用が多いが、水中を観察できる観光用などもある。本項では、こうした部分的な潜水能力がある船を全般に解説していく。 水面上にある部分がかなり小さいため、半潜水艇は通常の船より波の影響を受けにくいが、常にバラストを取る必要がある。潜水艦と異なり、完全に水面下に沈むことはない。 (ja)
  • 半潜水艇(はん せんすいてい)とは、船体をある程度まで水没させて航行することができる特殊な船舶。英語(事実上の国際共通語)では "semi-submersible vessel" といい、略して "semi-submersible"ともいう。日本語では、それらに由来する音写形である「セミサブマーシブルヴェゼル」や略称「セミサブ」が、少なくとも業界用語としては通用している。 軍事作戦とそれ以外の様々な作業での使用が多いが、水中を観察できる観光用などもある。本項では、こうした部分的な潜水能力がある船を全般に解説していく。 水面上にある部分がかなり小さいため、半潜水艇は通常の船より波の影響を受けにくいが、常にバラストを取る必要がある。潜水艦と異なり、完全に水面下に沈むことはない。 (ja)
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  • 半潜水艇 (ja)
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