2021年の千葉県北西部地震(ちばけんほくせいぶじしん)は、2021年10月7日22時41分ごろに発生した、千葉県北西部を震源とする地震である。震源の深さは75km、地震の規模はM5.9(Mw6.0)。 関東南部の各地で震度5弱以上の強い揺れを観測し、東京都足立区と埼玉県川口市・南埼玉郡宮代町で最大震度5強を観測した。埼玉県と東京23区で震度5強以上を観測したのは、2011年に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)以来、10年ぶりのことであった。 また東京23区と千葉県北西部では長周期地震動階級2が観測されている。 この地震によって、首都圏を中心に各地で交通機関やライフライン等に大きな影響が生じた。想定されている首都直下地震より規模は小さかったが、多数の負傷者が出たのみならず、火災・漏水やエレベーター停止、交通機関の不通による多数の帰宅困難者の発生など、都市部におけるインフラが機能不全に至り、それによる大都市特有の被害や影響などが多数発生した。 本地震は、行政機関では「千葉県北西部を震源とする地震」や「千葉県北西部の地震」などと呼称されている。