十六むさし(じゅうろくむさし)は、日本の伝統的なボードゲームである。漢字で「十六武蔵」「十六六指」などとも書かれる。 少なくとも江戸時代から明治時代にかけて遊ばれており、普通は子供の遊びであった。2人で行うアブストラクトゲームの一種であり、二人零和有限確定完全情報ゲームである。 新年の季語でもある。平安朝時代に中国から伝わった正月遊びと言われ、古代中国の八道行成(やさすかり)から派生したと推測される。古代インドにもアシュタパーダ(八道、八条盤碁)という類似のゲームがあった。明治時代には正月三が日に村人が寺に集まり、金をかけて遊んだなどの記述が見られる。 本項目では、同じルールを流用したキャラクターゲームである、『宇宙鉄人キョーダイン タンクーダーげきめつ作戦』についても、あわせて解説する。