北岳廟(ほくがくびょう、簡体:北岳庙、繁体: 北嶽廟)は、中国の河北省、曲陽県にある道教寺院である。道教五岳の1つである恒山を祀る寺院として、宋代に建築された。当時、恒山一帯は遼の支配下にあった。元時代に建てられた徳寧之殿は同寺に現存する堂宇の中では最も古く、かつ規模の大きい木造建物である。北岳廟にはこのほか3つの門と八角円堂があり、また多数の石碑が残されている。