『北前船始末』(きたまえぶねしまつ)は、築山桂による日本の短編時代小説集。『緒方洪庵・浪華の事件帳』シリーズ第2作。 4編の中編小説からなり、幕末期の大阪を舞台に緒方章を主人公とした事件を描いている。 2002年9月、鳥影社ロゴス企画部発行。装幀は野村美枝子。カバー装画には2代歌川広重の「越前三国乃大湊」(所蔵)が用いられている。ISBN 4-88629-690-4 文庫版は、2009年1月、双葉社・双葉文庫より刊行された。ISBN 978-4-5756-6366-2