勝山(かつやま)は、江戸時代初期(17世紀)、特に承応・明暦年間、吉原で人気のあった遊女の源氏名である。元は江戸・神田四軒町雉町にあった「丹前風呂」の湯女であった。1653年(承応2年)8月、山本芳順に抱えられて吉原の太夫となり、1657年(明暦3年)8月、廓をしりぞいた。