初音姫(はつねひめ、初根姫とも)は、戦国武将九鬼嘉隆の甥で嘉隆の先代当主であった九鬼澄隆の娘とされる人物。美しく生まれたことを悔い、非業の死を遂げたという伝承で知られ、「初音姫の墓の横に葬られたい」などと地元民から親しまれている。その塚からは多数の副葬品が見つかるなど、単なる伝承上の人物ではなく、実在の人物であることはほぼ確定している。