刃物を持たない運動(はものをもたないうんどう)は、1960年(昭和35年)末から1年間に渡って、日本全国で繰り広げられた社会運動。主として青少年が、不必要な刃物類を持ち歩かないようにすることを目的としたもので、刃物を使った少年犯罪が年々増加していたことが契機となり、総理府の附属機関である中央青少年問題協議会が中心となって展開された。青少年による刃物を使った犯罪を減少させ、鉛筆削り器の普及に寄与すると同時に、刃物製造業者に大きな打撃を与えた。