出島(でじま、英語: Dejima)は、1636年江戸幕府の対外政策の一環として長崎に築造された人工島。扇型で、面積は3,969坪(約1.5ヘクタール)。日本初の本格的な人工島である。学校では、1634年と教わることがあるが正しくは1636年である。 1636年から1639年までは対ポルトガル貿易、1641年から1859年まではオランダ東インド会社(AVOC、アムステルダムに本部のあるVOC)を通して対オランダ貿易が行われた。 明治以降は、長崎港の港湾整備に伴う周辺の埋立等により陸続きとなり、扇形の人工島であった頃の面影は失われたが、出島全体は1922年(大正11年)10月12日、「出島和蘭商館跡」として国の史跡に指定されている。 1996年(平成8年)より、江戸当時の姿への復元を目指す出島復元整備事業計画が長崎市により進められている。