兵糧丸(ひょうろうがん)とは、日本の戦国時代から江戸時代にかけて使われていた丸薬状の携帯保存食である。『万川集海』など忍術書に素材や製法が記載されており、異称や類似の丸薬として飢渇丸(きかつがん)や水渇丸(すいかつがん)がある。栄養補給のほか、精神を安定させる作用がある生薬も含んでいた。