六時礼讃(ろくじらいさん)とは、浄土教における法要、念仏三昧行のひとつ。中国の僧・善導の「」(「往生礼讃偈」)に基づいて1日を6つに分け、誦経(読経)、念仏、礼拝を行う。 天台声明を基にした美しい旋律が特徴で、後半になるにしたがい高音の節が荘厳さを増す。現代では浄土宗、時宗、浄土真宗が法要に盛んに用いる。親鸞の正信念仏偈は六時礼讃にヒントを得て作製されたといわれる。