入力機器(にゅうりょくきき、英語: Input device)とは、コンピュータや情報機器などの情報処理システムへデータと制御信号を入力するために使われる周辺機器(ハードウェア機器の一部)である。入力機器の例としては、キーボードやマウス、イメージスキャナ、デジタルカメラ、ジョイスティックなどが挙げられる。 入力機器の多くは以下に従って分類できる: * 入力の形式(機械的なモーション、音声、映像など) * 入力が(キー押下のように)断続的であるか、連続的(例として、マウスの位置は断続的にデジタル化されるが十分高速であるため連続的だとみなせる)であるか * 必要な自由度の数(例として、伝統的なマウスの自由度は2であるが、CADアプリケーション用に設計されたナビゲータの自由度は3である) 空間座標の指定に使える入力機器であるポインティングデバイスは、さらに以下に従って分類できる: * 入力が直接的か間接的かどうか。直接的な入力の場合、入力座標空間は表示座標空間に一致するので、位置の指定は視覚的なフィードバックやポインタが表示される表示座標空間で行われる。直接的な入力の例としてはタッチパッドやライトペンが挙げられる。間接的な入力の例としてはマウスやトラックボールが挙げられる。 * 座標情報が(タッチパネルなどのように)絶対的か(持ち上げて再配置することができるマウスのように)間接的か。