修行人宿(しゅぎょうにんやど)とは、近世期江戸時代において、諸国を廻る武者修行者(近世当時は「修行人」と呼ばれていた)を受け入れるために各藩が定めた指定旅籠屋をいう。城下町ごとに呼ばれ方は異なり、「修行者宿」、「修行人定宿」などとも呼ばれており、この他の表記として、牟田高惇が残した『諸国廻歴日録』においては、「執行人宿」、「執行人定宿」とも記述している。