『作家の値うち』は、2000年(平成12年)に飛鳥新社から刊行された福田和也のブックガイド。日本文学における現役の代表的作家を、純文学とエンターテイメントからそれぞれ50人ずつ上げ、100点満点で点数をつけ評価していく。この手法はロバート・パーカーのワインの評価方法を参考にしている。90点以上を「世界文学の水準」、80点以上を「近代日本文学史で重要な作品」、70点以上を「現在の文学として優れた作品」とし、40点未満を「人に読ませる水準でない作品」、30点未満を「人前で読むと恥ずかしい」としている。