余田臥龍梅(よたがりゅうばい)は、山口県柳井市余田に生育するウメ(梅)の巨木である。一重小輪の白花を咲かせる野生種のウメであり、主幹は室町時代からのものと伝えられていたが、第2次世界大戦後の台風で倒伏した。倒れた主幹から四方に伸びた枝が地面について独立の株となり、梅林のような姿を見せている。ウメの巨樹として有数のものとして1933年(昭和8年)に国の天然記念物に指定された。この木は地元の人々によって保護され、約70本に及ぶ子孫のウメの木が周囲に植栽されている。