伏見大手劇場(ふしみおおてげきじょう)は、かつて存在した日本の映画館である。正確な成立時期は不明であるが、京都府紀伊郡伏見町(現在の同府京都市伏見区)の大手筋に伏見帝國館(ふしみていこくかん、新漢字表記伏見帝国館)として開館した。明治中期に福富座(ふくとみざ)として開館、1895年(明治28年)7月11日に伏見大手座(ふしみおおてざ)と改称した芝居小屋を源流に持つ。第二次世界大戦後の1950年代に、伏見日活館(ふしみにっかつかん)、伏見日活映画劇場(ふしみにっかつえいがげきじょう)、そして伏見大手劇場と改称した。俳優の長谷川一夫の叔父、が経営したことで知られ、長谷川一夫は、子役としての初舞台をこの大手座で踏んだ。