伊香保神社掲額事件(いかほじんじゃけいがくじけん)は、文政年間に発生した馬庭念流と北辰一刀流の抗争事件。北辰一刀流は惨敗し続け、千葉周作の悪名を広めることになった。伊香保の額論、伊香保の額論騒動、伊香保奉額事件とも呼ぶ。この抗争について、正確な史料は伊香保にはない。『伊香保誌』によると、文政8年、松羅館というペンネームの著者が『伊香保の額論』という文献を残している(滝沢馬琴の随筆『兎園雑記(兎園双子)』に言及あり)。