『仮面のロマネスク』(かめんのロマネスク)は、宝塚歌劇団が上演したミュージカル作品。原作はピエール・ショデルロ・ド・ラクロの小説『危険な関係』。脚本は柴田侑宏。 1997年に初演、2012年の再演以降は全国ツアー公演など本拠地以外の劇場で上演されている。 風紀紊乱の貴族社会に生きる1組の男女が始めた、大人の恋のゲーム。仮面を付けた心の奥底で互いを求める駆け引きは、時に残酷に周囲を翻弄し傷つける。誇り高い2人の意地の張り合いから、最後に仮面を外し真情を吐露するまでを、美しく官能的な描写と共に描く。