仕口 (しぐち・しくち、英語: joint・connection)とは、建築部材の接合の一種。木構造、鉄骨構造、鉄筋コンクリート造などの構造物で、柱と梁、筋かいと柱または土台、梁と桁のような、方向の異なる2つ以上の部材をT字形やある角度で接合したり、交差させることをいう。鉄骨や鉄筋コンクリート造などの仕口の接合法としては、溶接、ボルト、リベットの他、ピン、ローラー等が存在する。木構造では,古くからの木工技術により、多種多様の仕口が存在し、単に接合のためだけでなく、意匠的にもすぐれたものが多い。しかし細工が多くなると,接合部の強度が落ちる為、現在は補強金物を用いることが多い。木構造の仕口には大別して、相欠き、ほぞ差し、四方差し、大入れ 鎌、蟻などが存在し、それぞれ多くの種類がある。