仏教治国策(ぶっきょうちこくさく)は、中国・隋の文帝の特徴的な仏教政策を指す。文帝は、自らを「菩薩戒仏弟子皇帝」と称して、もともとの廃仏政策を改めて仏教信仰に篤く、舎利を領布するなど内外社会への仏教普及を実践し、文帝の後の煬帝も『隋書』倭国伝に「菩薩天子、重ねて仏法を興すと」とある通りの天子として倭国に認識されていた。