今川 貞臣(いまがわ さだおみ)は、南北朝時代から室町時代初期の武将。遠江今川氏第3代当主。今川貞世(了俊)の嫡男。父の絶大な政治力と文化面での功績に加え、長期に君臨した存在に埋没しがちの人物だが、戦略、軍略に長けた名将という評価がある。 初めは今川義範(よしのり、「義」の字は足利将軍家(室町幕府第2代将軍・足利義詮か)より偏諱を受けたものとみられる)と名乗り、のちに父・貞世の1字により貞臣に改名するが、本項では後者に統一する。