亜麻仁油(アマニゆ、アマニあぶら、アマニオイル linseed oil / flaxseed oil フラックスシードオイル)は、成熟した亜麻の種子から得られる、黄色っぽい乾性油。ヌメゴマ油(滑胡麻油)、アカゴマ油などの異称もある。食用のほか、油絵具のバインダーや木製品の仕上げ(木製ピッケルのシャフトなど)、床材のワックス、海外ではアロマのキーオイル、昔は医療用の油紙などにも用いられている。危険物第4類の引火性液体に指定されており取扱には注意が必要である。 亜麻の種子を圧搾、又はこれをつぶして溶媒で抽出することで得られる。代表的なω-3脂肪酸であるα-リノレン酸をはじめとする不飽和脂肪酸に富み、栄養サプリメントとしても販売されている。 沸騰させた亜麻仁油は油絵具のバインダーや、「オイルフィニッシュワニス」として木製品や皮革の仕上げに使われる。亜麻仁油は加熱することで簡単に重合・酸化するようになる。 リノリウムの原料として利用されている。 最近では、VOCを放出しない溶剤としてシックハウス症候群対策の塗料に使われている。

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  • 亜麻仁油(アマニゆ、アマニあぶら、アマニオイル linseed oil / flaxseed oil フラックスシードオイル)は、成熟した亜麻の種子から得られる、黄色っぽい乾性油。ヌメゴマ油(滑胡麻油)、アカゴマ油などの異称もある。食用のほか、油絵具のバインダーや木製品の仕上げ(木製ピッケルのシャフトなど)、床材のワックス、海外ではアロマのキーオイル、昔は医療用の油紙などにも用いられている。危険物第4類の引火性液体に指定されており取扱には注意が必要である。 亜麻の種子を圧搾、又はこれをつぶして溶媒で抽出することで得られる。代表的なω-3脂肪酸であるα-リノレン酸をはじめとする不飽和脂肪酸に富み、栄養サプリメントとしても販売されている。 沸騰させた亜麻仁油は油絵具のバインダーや、「オイルフィニッシュワニス」として木製品や皮革の仕上げに使われる。亜麻仁油は加熱することで簡単に重合・酸化するようになる。 食用の亜麻仁油は、長時間の揚げ物や炒め物などの加熱調理では容易に酸化するため適していないが、癖が少ない風味であり、そのまま飲むか、できあがったさまざまな料理に適量をかけて摂取するのが一般的。暖かい料理にかけても早めに食べることで問題はない。ただし、発泡ポリスチレン製容器を使用するカップ麺に入れると、容器が溶けることがあるとして2004年に国民生活センターが、2008年に日本即席食品工業協会が注意を呼びかけている。光でも酸化が進むため、保管は冷暗所が適している。 リノリウムの原料として利用されている。 最近では、VOCを放出しない溶剤としてシックハウス症候群対策の塗料に使われている。 (ja)
  • 亜麻仁油(アマニゆ、アマニあぶら、アマニオイル linseed oil / flaxseed oil フラックスシードオイル)は、成熟した亜麻の種子から得られる、黄色っぽい乾性油。ヌメゴマ油(滑胡麻油)、アカゴマ油などの異称もある。食用のほか、油絵具のバインダーや木製品の仕上げ(木製ピッケルのシャフトなど)、床材のワックス、海外ではアロマのキーオイル、昔は医療用の油紙などにも用いられている。危険物第4類の引火性液体に指定されており取扱には注意が必要である。 亜麻の種子を圧搾、又はこれをつぶして溶媒で抽出することで得られる。代表的なω-3脂肪酸であるα-リノレン酸をはじめとする不飽和脂肪酸に富み、栄養サプリメントとしても販売されている。 沸騰させた亜麻仁油は油絵具のバインダーや、「オイルフィニッシュワニス」として木製品や皮革の仕上げに使われる。亜麻仁油は加熱することで簡単に重合・酸化するようになる。 食用の亜麻仁油は、長時間の揚げ物や炒め物などの加熱調理では容易に酸化するため適していないが、癖が少ない風味であり、そのまま飲むか、できあがったさまざまな料理に適量をかけて摂取するのが一般的。暖かい料理にかけても早めに食べることで問題はない。ただし、発泡ポリスチレン製容器を使用するカップ麺に入れると、容器が溶けることがあるとして2004年に国民生活センターが、2008年に日本即席食品工業協会が注意を呼びかけている。光でも酸化が進むため、保管は冷暗所が適している。 リノリウムの原料として利用されている。 最近では、VOCを放出しない溶剤としてシックハウス症候群対策の塗料に使われている。 (ja)
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  • ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した。試料: 食用油  (ja)
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  • 亜麻仁油(アマニゆ、アマニあぶら、アマニオイル linseed oil / flaxseed oil フラックスシードオイル)は、成熟した亜麻の種子から得られる、黄色っぽい乾性油。ヌメゴマ油(滑胡麻油)、アカゴマ油などの異称もある。食用のほか、油絵具のバインダーや木製品の仕上げ(木製ピッケルのシャフトなど)、床材のワックス、海外ではアロマのキーオイル、昔は医療用の油紙などにも用いられている。危険物第4類の引火性液体に指定されており取扱には注意が必要である。 亜麻の種子を圧搾、又はこれをつぶして溶媒で抽出することで得られる。代表的なω-3脂肪酸であるα-リノレン酸をはじめとする不飽和脂肪酸に富み、栄養サプリメントとしても販売されている。 沸騰させた亜麻仁油は油絵具のバインダーや、「オイルフィニッシュワニス」として木製品や皮革の仕上げに使われる。亜麻仁油は加熱することで簡単に重合・酸化するようになる。 リノリウムの原料として利用されている。 最近では、VOCを放出しない溶剤としてシックハウス症候群対策の塗料に使われている。 (ja)
  • 亜麻仁油(アマニゆ、アマニあぶら、アマニオイル linseed oil / flaxseed oil フラックスシードオイル)は、成熟した亜麻の種子から得られる、黄色っぽい乾性油。ヌメゴマ油(滑胡麻油)、アカゴマ油などの異称もある。食用のほか、油絵具のバインダーや木製品の仕上げ(木製ピッケルのシャフトなど)、床材のワックス、海外ではアロマのキーオイル、昔は医療用の油紙などにも用いられている。危険物第4類の引火性液体に指定されており取扱には注意が必要である。 亜麻の種子を圧搾、又はこれをつぶして溶媒で抽出することで得られる。代表的なω-3脂肪酸であるα-リノレン酸をはじめとする不飽和脂肪酸に富み、栄養サプリメントとしても販売されている。 沸騰させた亜麻仁油は油絵具のバインダーや、「オイルフィニッシュワニス」として木製品や皮革の仕上げに使われる。亜麻仁油は加熱することで簡単に重合・酸化するようになる。 リノリウムの原料として利用されている。 最近では、VOCを放出しない溶剤としてシックハウス症候群対策の塗料に使われている。 (ja)
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