五大ファミリー(The Five Families)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市に本拠を置く、マフィア(コーサ・ノストラ)によって構成される犯罪組織である。1931年のギャング抗争(カステランマレーゼ戦争)において、サルヴァトーレ・マランツァーノがライバルのジョー・マッセリアに勝利し、ニューヨークのマフィアを5つのグループ(五大ファミリー)に整理した。その後ラッキー・ルチアーノがマランツァーノを暗殺し、五大ファミリーを再編した。 両者の再編とも、既存勢力の追認にとどまり、マッセリアが倒された後もマランツァーノが倒された後も、縄張りはその部下たちにそのまま引き継がれ、ファミリー間の縄張り分割や移譲は行われなかった。ルチアーノの再編では、五大ファミリーを代表するボスたちが紛争解決のために話し合うコミッションが定着した。