二曲輪 猪助(にぐるわ いすけ)は、享保11年(1726年)に成立した『関八州古戦録』に登場する、忍びの骨張(こっちょう)。天文14年(1545年)から翌年にかけての河越合戦のとき、扇谷上杉軍の陣中に潜入して敵情を報告していたとされる。風間小太郎の指南を受けて後北条氏に仕えた、『北条五代記』の風魔の師匠筋にあたる伝説の忍者である。