九七式炊事自動車(きゅうななしきすいじじどうしゃ)は、1930年代中後期に大日本帝国陸軍が開発・制式採用した自走式の炊事自動車(フィールドキッチン)。 本車の用途は自動車化歩兵部隊など、機動力がある第一線部隊に随伴し煮炊作業を提供することであった。その運用思想は後身の自衛隊にも共通しており、本車と同じくトラック改造の自走式炊事自動車である航空自衛隊の炊事車や、牽引式である陸上自衛隊の野外炊具がある。