主要部標示言語(しゅようぶひょうじげんご、英語: head-marking language)とは、異なる語または句の間の一致を示す文法的標示が、修飾語や従属部ではなく主要部(核ともいう)に置かれる言語をいう。多くの言語は主要部標示と従属部標示の両方を行い、いくつかの言語は両方で標示を行う(二重標示言語)。主要部標示と従属部標示の概念(依存関係を参照)は1986年にジョアンナ・ニコルズ (Johanna Nichols) によって提唱され、言語類型論において基本的な範疇として広く使われている。