初等幾何学および和算における丸山良寛の定理(まるやまりょうかんのていり)は、円に内接する四角形(共円四角形)の中にできる特定の三角形の内心が長方形を描くことを述べる。名称は、藤田嘉言編『続神壁算法』において出羽国の鶴岡山王神社に丸山良玄の門人・丸山鉄五郎良寛の名で奉納された算額として紹介されていることに由来する。 ヨーロッパへは三上義夫が(中国人数学者より伝え聞いたとする任意の共円多角形に対する一般化された形で)定理を紹介したため、Japanese theorem(日本(人)の定理)の名で知られる。