中全音律(ちゅうぜんおんりつ)(英: meantone temperament)は、三度音程の純正度を確保するために、完全五度を純正音程よりも僅かに狭めた音律である。全音の音程が大全音(9/8)と小全音(10/9)の間の大きさとなるために中全音律と呼ばれる。ミーントーンと呼ばれることも多い。15~19世紀に主に鍵盤楽器の調律で使用された。狭義には純正な長三度が得られる1/4コンマ中全音律を指す。