不整脈(ふせいみゃく、英語: Arrhythmia)とは、心拍数やリズムが一定でない状態の事を言う。また心拍や脈拍が整であっても、心電図異常がある場合は臨床的には不整脈である。 対義語は「整脈」だが、臨床的には正常洞調律 (NSR:Normal Sinus Rhythm) と呼ぶことが多い。正常洞調律は以下のような特徴をもつ。 1. * P-R間隔が一定である。 2. * QRS幅が0.1秒以下である。 3. * P波が存在する。 4. * P波とQRSの間隔が0.1〜0.2秒程度で一定である。 逆に、これらの条件のどれにどう異常があるかによって、不整脈は分類されている。更に脈拍数だけでなく、脈の周期や強弱の変化、心電図波形の立ち上がり速度も含む考えもある。