三菱・ME21/24エンジンとは、新三菱重工業(1964年に3社統合により発足した三菱重工業の前身企業の一つ)が、309 cc単気筒OHVのME20型を代替する為、ひいては同エンジンを搭載し当時のオート三輪としてはヒット商品でもあった三菱・レオの生産を打ち切り、4輪軽自動車への全面移行を見据えた事業計画の下に開発したものである。 4ストロークであった前身のME20と異なり、ME21/24型は2ストロークエンジンであり、1972年に2G21 バルカンエンジンが導入されるまで、三菱車最小のエンジンの基本形態で在り続けた。