ヴェンデルシュタイン7-X(英語: Wendelstein 7-X、W7-X)とは、ドイツのグライフスヴァルトにあるが設置したヘリカル型の核融合実験炉。2015年10月に完成した。の発展形であり、将来的なヘリカル型核融合炉の主要部品の評価を主目的としている。 ヴェンデルシュタイン7-Xは、物理学者ライマン・スピッツァーが発案したヘリカル型のものとしては世界最大であり、30分以上のプラズマ放電を通して将来の発電所に不可欠な要素となる連続運転の実証実験を行う予定である。 プロジェクトの名称はヴェンデルシュタイン山から採られた。これはプリンストン大学が取り組んだ先行プロジェクトがマッターホルンにちなんで「Project Matterhorn」と名付けられたことに由来し、1950年代末に決められたものである。