ワリード2世(709年 - 744年4月17日)は、ウマイヤ朝の第11代カリフ(在位:743年 - 744年)。大酒呑みの遊蕩児で、カアバ神殿の屋根で酒を飲んでやろうとメッカ巡礼をしたというほどの不心得者だった。在位1年4ヶ月で反乱が起り、首を打たれた。その首は槍に刺されて、シリア砂漠中の離宮からダマスカスに運ばれた。