ワカメ(若布、和布、稚海藻、学名: Undaria pinnatifida)は、褐藻綱に分類される大型の海藻の1種である。 根のような付着器で岩に付着し、羽状に分岐した葉(葉状部)は膜質で柔らかい。この藻体は胞子体であり、茎に胞子葉(メカブ)を形成、ここから放出された遊走子(鞭毛をもつ胞子)が微小な配偶体になり、卵と精子を形成、受精卵が再び大きな胞子体になる。 主な分布域は、日本(北海道から九州)を含む東アジアの海域。日本や韓国では広く食用とされ、味噌汁やスープ、酢の物、煮物、サラダ、乾物、ふりかけなどの形で食される。ワカメ生産の大部分は養殖品であり、日本、韓国、中国では大量に養殖されている。 人間活動に伴って世界中に帰化しており、世界の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。