ローマ・サピエンツァ大学(Sapienza – Università di Roma)はイタリア共和国の国公立大学で、首都ローマに位置する。イタリアのみならず欧州でも屈指の歴史を持ち、その起源は中世時代の1303年にまで遡る事ができる。現在の学生数は11万8655名に達し、21の学部を持つ西ヨーロッパで最大規模の大学である。 簡潔に「ローマ大学」と呼ばれる場合もあるが、ローマ市内には第二次世界大戦後に設立された二つの国公立大学(、ローマ・トレ大学)が存在する為、「ローマ大学のサピエンツァ校(サピエンツァは英語のwisdomと同義)」を意味するローマ・ラ・サピエンツァの別名で呼称されている。また三校を纏めてローマ第一大学(サピエンツァ)、ローマ第二大学(トル・ヴェルガータ)、ローマ第三大学(トレ)と呼ぶ場合もある。