ロートシルト賞(ロートシルトしょう、Prix Rothschild)は、フランスギャロがドーヴィル競馬場の芝1600メートルで施行する競馬の平地競走。格付けはG1。出走条件は3歳以上牝馬。競走名は、長年に渡りフランス競馬界に多大な功績を残したロートシルト家を記念したものである。 1929年にアスタルテ賞(Prix d'Astarté)として設立。競走名は地中海地域で信仰される豊穣の女神・アスタルトに由来した。長らくジャック・ル・マロワ賞やムーラン・ド・ロンシャン賞といったG1競走への前哨戦と位置づけられていたが、2004年より本競走もG1となり、フランスの1600メートル最強牝馬決定戦という性格を帯びている。