ローズ・ターレット(Rose turret又はローズ=ライス・ターレット:Rose-Rice turretとして知られる)は、1944年と1945年にイギリスのアブロ ランカスター重爆撃機に搭載された2丁のブローニングM2重機関銃を装備した銃塔である。この銃塔の開発は1943年にランカスター機の防御武装の改善計画の一環として始まったが、1944年の遅くまで量産に入れなかった。イギリス空軍(RAF)は1944年6月に600基のローズ・ターレットを発注し、ヨーロッパでの第二次世界大戦終結までに400基が生産された。この銃塔は一般的には既存のものよりも改善されたと認識されているが、実戦では高い確率で射撃不能に陥った。