ロバートザデヴィル(Robert the Devil,1877-1889)はイギリスのサラブレッドである。19世紀の専門家による投票では、19世紀の名馬ベスト10位に選出された。 特に3歳時(1880年)には、当時ヨーロッパ最高賞金のパリ大賞典をはじめ、イギリスのセントレジャーステークス、ロシア皇太子ハンデキャップなどの高額賞金競走を勝ち、この年のヨーロッパの最良の3歳牡馬となった。 ロバートザデヴィルとベンドアは「宿敵」としてよく知られており、5度の対戦でロバートザデヴィルが3回勝っている。 なお、公式記録ではロバートザデヴィルはダービーでベンドアに敗れて2着に終わったことになっているが、後世の研究でこのときベンドアには重大な不正があったことが確認されており、ロバートザデヴィルは本来は優勝馬となるべきであった。 種牡馬としてはそれほど成功しなかった。