レミフェンタニル(Remifentanil)は超短時間作用性の合成麻薬である。効能・効果は「全身麻酔の導入および維持における鎮痛」であり、他の全身麻酔薬の併用が必須である。日本で術中に使用されるオピオイドの中では最も作用時間が短く、術後残存による覚醒遅延のリスクが低い。発売時期が近い短時間作用性非脱分極性筋弛緩薬ロクロニウムと共に、日本における麻酔臨床を一変させた薬剤の1つである。