レキシントン(Lexington)は、アメリカ合衆国ケンタッキー州中央部、ブルーグラス地方と呼ばれる地域に位置する工業都市。地域の中心都市で、ルイビル市に次いで市域・都市圏とも州第2の都市である。人口は29万5803人(2010年、アメリカ合衆国統計局)。北西約35kmに位置する州都フランクフォートと共にレキシントン・フランクフォート・リッチモンド都市圏を形成する。都市圏全体では人口50万人を超える。 レキシントンおよびその周辺は競走馬の生産で広く知られている。また、工業が盛んで州の特産物であるバーボン・ウイスキーなどの醸造を始め、食肉、機械、化学など多様な業種が揃う。1775年に町が創設され、1832年に市制施行。1974年にはフェーエット郡と合併してレキシントン・フェーエット統合市郡(consolidated city-county)となった。 また、レキシントンはケンタッキー大学(University of Kentucky)、トランシルバニア大学(Transylvania University)をはじめとする14校の大学の所在地で、学術都市としての性格も見せる。ケンタッキー大学は男子バスケットボールの名門として知られ、これまでNBAに多数の人材を輩出してきた。また、同校はハリウッド女優、アシュレー・ジャドの出身校である。