レイタンス (laitance) とは、フレッシュコンクリート中のセメントの主に石灰石よりなる微粒子や骨材のが、(ブリージング水)とともにコンクリートの上面に上昇して堆積した、多孔質で脆弱な泥膜層のこと。必要以上の加水が行われた場合には特に発生しやすい。レイタンスの存在は表面を金コテなどで削ってみることで容易に確認される。 コンクリート表面にレイタンスが存在する状態でコンクリートを打ち継ぐと、コンクリート同士の一体化を阻害し、ひび割れ、構造耐力の低下、漏水、鉄筋の腐食などの原因となり、また、コンクリートの劣化因子(炭酸ガス,塩化物イオン)の侵入経路ともなる。そのため、レイタンスを取り除く必要がある。一般のの場合、施工コストとの兼ね合いから重要視されることは少ないが、特にや汚水処理施設などで常に流水や水位変動による摩耗や作用を受ける部位のコンクリートにレイタンス層が存在する場合、そのような脆弱箇所を発端として深くえぐられるような変状が多く発生するため、施工時の適切な除去作業が必要になる。 当然のことながら、水密性が要求されるような部位に関しても同様の処理が必要になる。

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  • レイタンス (laitance) とは、フレッシュコンクリート中のセメントの主に石灰石よりなる微粒子や骨材のが、(ブリージング水)とともにコンクリートの上面に上昇して堆積した、多孔質で脆弱な泥膜層のこと。必要以上の加水が行われた場合には特に発生しやすい。レイタンスの存在は表面を金コテなどで削ってみることで容易に確認される。 コンクリート表面にレイタンスが存在する状態でコンクリートを打ち継ぐと、コンクリート同士の一体化を阻害し、ひび割れ、構造耐力の低下、漏水、鉄筋の腐食などの原因となり、また、コンクリートの劣化因子(炭酸ガス,塩化物イオン)の侵入経路ともなる。そのため、レイタンスを取り除く必要がある。一般のの場合、施工コストとの兼ね合いから重要視されることは少ないが、特にや汚水処理施設などで常に流水や水位変動による摩耗や作用を受ける部位のコンクリートにレイタンス層が存在する場合、そのような脆弱箇所を発端として深くえぐられるような変状が多く発生するため、施工時の適切な除去作業が必要になる。 当然のことながら、水密性が要求されるような部位に関しても同様の処理が必要になる。 (ja)
  • レイタンス (laitance) とは、フレッシュコンクリート中のセメントの主に石灰石よりなる微粒子や骨材のが、(ブリージング水)とともにコンクリートの上面に上昇して堆積した、多孔質で脆弱な泥膜層のこと。必要以上の加水が行われた場合には特に発生しやすい。レイタンスの存在は表面を金コテなどで削ってみることで容易に確認される。 コンクリート表面にレイタンスが存在する状態でコンクリートを打ち継ぐと、コンクリート同士の一体化を阻害し、ひび割れ、構造耐力の低下、漏水、鉄筋の腐食などの原因となり、また、コンクリートの劣化因子(炭酸ガス,塩化物イオン)の侵入経路ともなる。そのため、レイタンスを取り除く必要がある。一般のの場合、施工コストとの兼ね合いから重要視されることは少ないが、特にや汚水処理施設などで常に流水や水位変動による摩耗や作用を受ける部位のコンクリートにレイタンス層が存在する場合、そのような脆弱箇所を発端として深くえぐられるような変状が多く発生するため、施工時の適切な除去作業が必要になる。 当然のことながら、水密性が要求されるような部位に関しても同様の処理が必要になる。 (ja)
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  • レイタンス (laitance) とは、フレッシュコンクリート中のセメントの主に石灰石よりなる微粒子や骨材のが、(ブリージング水)とともにコンクリートの上面に上昇して堆積した、多孔質で脆弱な泥膜層のこと。必要以上の加水が行われた場合には特に発生しやすい。レイタンスの存在は表面を金コテなどで削ってみることで容易に確認される。 コンクリート表面にレイタンスが存在する状態でコンクリートを打ち継ぐと、コンクリート同士の一体化を阻害し、ひび割れ、構造耐力の低下、漏水、鉄筋の腐食などの原因となり、また、コンクリートの劣化因子(炭酸ガス,塩化物イオン)の侵入経路ともなる。そのため、レイタンスを取り除く必要がある。一般のの場合、施工コストとの兼ね合いから重要視されることは少ないが、特にや汚水処理施設などで常に流水や水位変動による摩耗や作用を受ける部位のコンクリートにレイタンス層が存在する場合、そのような脆弱箇所を発端として深くえぐられるような変状が多く発生するため、施工時の適切な除去作業が必要になる。 当然のことながら、水密性が要求されるような部位に関しても同様の処理が必要になる。 (ja)
  • レイタンス (laitance) とは、フレッシュコンクリート中のセメントの主に石灰石よりなる微粒子や骨材のが、(ブリージング水)とともにコンクリートの上面に上昇して堆積した、多孔質で脆弱な泥膜層のこと。必要以上の加水が行われた場合には特に発生しやすい。レイタンスの存在は表面を金コテなどで削ってみることで容易に確認される。 コンクリート表面にレイタンスが存在する状態でコンクリートを打ち継ぐと、コンクリート同士の一体化を阻害し、ひび割れ、構造耐力の低下、漏水、鉄筋の腐食などの原因となり、また、コンクリートの劣化因子(炭酸ガス,塩化物イオン)の侵入経路ともなる。そのため、レイタンスを取り除く必要がある。一般のの場合、施工コストとの兼ね合いから重要視されることは少ないが、特にや汚水処理施設などで常に流水や水位変動による摩耗や作用を受ける部位のコンクリートにレイタンス層が存在する場合、そのような脆弱箇所を発端として深くえぐられるような変状が多く発生するため、施工時の適切な除去作業が必要になる。 当然のことながら、水密性が要求されるような部位に関しても同様の処理が必要になる。 (ja)
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  • レイタンス (ja)
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