リンチェン・ギェンツェン(チベット文字:རིན་ཆེན་རྒྱལ་མཚན; ワイリー方式:Rin chen rgyal mtshan、1238年 - 1279年)は、チベット仏教サキャ派の仏教僧。大元ウルスにおける2代目の帝師を務めた。先代帝師のパクパの異母弟にあたる。 漢文史料の『元史』では「リンチェン」がモンゴル語化したイリンチン(Erinčin > yìliánzhēn/亦憐真)という名前で記録されている。