ラヂミチ(ラジミチ)族(ベラルーシ語: Радзімічы、ウクライナ語: Радимичі、ロシア語: Радимичи)は、9 - 12世紀の年代記(レートピシ)に言及される、スラヴ人の部族あるいは部族連合である。ドニエプル川の上流域からソジ川流域(現ベラルーシ・ホメリ州、マヒリョウ州)にかけての範囲を居住地としていた。 『原初年代記』には、ラヂミチ族はリャフ人(ru)(ポーランド人)より出でてルーシの地に定住し、またルーシ(キエフ大公国)にダーニ(貢税)を支払っているということが記されている。この記述を含め、伝説的にはポーランド由来の部族とみなされているが、その起源に関する定説は打ち出されていない。