ヨアンネス・クリマコス(ギリシア語: Ἰωάννης τῆς Κλίμακος、579年 - 649年)は、7世紀に活動したキリスト教の著述家、修道士。正教会・非カルケドン派・カトリック教会で聖人。ギリシャ教父のひとりで、正教会では非常に重要視される。ヨハネ・クリマコスとも。クリマコスはギリシア語で「はしご」の意、彼の主著『天国への階梯』にちなむ添え名である。この事から日本正教会では階梯者イオアン(かいていしゃ-)と呼ばれる。ほか、ヨアンネス・シナイテス(シナイのヨアンネス)、梯子のヨハネなどの異称がある。 6世紀末から7世紀に活動した。隠修者として40年間生活した後シナイ山にある聖カタリナ修道院の院長を務め、修道士のための教訓を書き残した。主著『天国への階梯』。