ユルゲン・シュルト(Jürgen Schult, 1960年5月11日 - )は、ドイツの男子陸上競技選手である。ニーダーザクセン州アムトノイハウス出身。東ドイツ代表として臨んだ1988年ソウルオリンピックでは円盤投で金メダルを獲得した。 シュルトは、1986年に円盤投で、74m08の世界新記録を樹立した。この記録は、30年経った現在でも破られておらず、男子の陸上競技公式種目における最も古い世界記録である。 1999年セビリャ世界陸上選手権では、大会記録を更新したアメリカのワシントンには及ばなかったものの、90年代に圧倒的実力を誇ったドイツのリーデルを抑えて銀メダルを獲得した。39歳という高齢であり、世界記録を更新したときから実に13年が経っていた。 2002年にドイツの男子円盤投のトレーナーとなった。