ヤマノイモ科(ヤマノイモか、Dioscoreaceae)は単子葉植物の科で、8属、800種ほどからなるが、大多数はヤマノイモ属(Dioscorea)に属する。草本または低木、多くがつる性。地下茎または担根体(いも)をもつ。 花は6枚の花被、6または3本の雄蕊をもち、子房下位。大部分の種で単性花で、雌雄異株のものが多い。果実は3室に分かれ、蒴果(ヤマノイモ属の種子は扁平で翼がある)、液果または翼果となる。 世界の熱帯から温帯に分布し、特に熱帯に多い。ヤマノイモ属にはヤマノイモ、ナガイモなどのほかヤムと総称されるいも類が含まれ、熱帯の一部では重要な作物である。