ヤコビの三重積 (ヤコビのさんじゅうせき、Jacobi triple product)とは、次の恒等式をいう。 但し、とする。この恒等式はヤコビによるテータ関数の研究から生まれたものであるが、と置くことにより 或いは、と置くことにより となり、数論にも適する形になる。カール・グスタフ・ヤコブ・ヤコビが1829年の著書 Jacobiで示した。